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赤いレンガで出来た常滑焼きの窯と煙突 [地域紹介(愛知県・常滑市)]

登り窯(のぼりがま)は、国の重要有形民俗文化財に指定されています。1887年頃に造られたもので、1973年頃まで使われていました。燃料は石炭と薪で、8昼夜かかって焼き上げたそうです。ここで焼かれていたものは、植木鉢、急須、火鉢、花器、酒器などです。現在では、一部の陶芸家を除いては使う人がいないようです。公害の問題に加え、構造的に熱効率が悪く、窯焚きも重労働であるためと聞きました。
その「登り窯」には、下の写真に示すような窯が5~6個あります。その内部です。

登り窯を左手から見ました。国の重要有形民俗文化財に指定されています。
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「登り窯」を右手から見ました。 黒く焦げたレンガが往時を偲ばせます。
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「登り窯」の後方に回ると10本の煙突があります。
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これも窯です。窯も煙突も赤いレンガで造られています。
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窯に薪ををくべる穴が幾つかあいています。往時を偲ばせます。
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坂の途中にも煙突が見えます。往時は2000本もの煙突があったと聞きます。
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古い町並みの奥にも煙突が見えます。
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赤いレンガで造った煙突と窯、そして古い町並みが残る「常滑やきもの散歩道」です。


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コメント 4

TaekoLovesParis

常滑の「登り窯」、見に行きたいと思っていました。
よくわかるご案内写真がうれしいです。
by TaekoLovesParis (2012-03-31 08:36) 

yasu

登り窯の煙突に造形美を感じます。

by yasu (2012-03-31 08:40) 

Cazz

独特の風景ですね。
行ってみたいです!
by Cazz (2012-03-31 09:33) 

momiji

常滑焼って町全体が焼き物一色ですよね。
3年前の取材が甦りました。
by momiji (2012-04-01 00:39) 

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