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有松絞りまつり 山車の組み立て作業を見学 [地域紹介(名古屋・緑区)]

有松には、『布袋車(ほていしゃ)』『唐子車(からこしゃ)』『神功皇后車(じんぐうこうごうしゃ)』の
3輌の山車があります。 この3輌の山車は名古屋市が「有形民俗文化財」として指定しています。
旧東海道の面影を残す町並みを3輌の山車が練り歩きます。山車のすれ違いや方向転換の際の迫力や、山車の上でくりひろげられるからくり人形の演技はこのまつりのみどころとなっています。
6月2、3日と名古屋市緑区の有松絞りまつりが開催されました。
商店街がある通りを歩いていると、山車を組み立てている現場に遭遇しました。
「唐子車」です。山車庫が開放されています。
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しばらく組み立ての様子を見学します。 有松絞りの半被を着た男性が山車を組んでいます。
翌日のまつりのための準備のようです。
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近くに有松の山車のミニチュア模型が置いてありました。真ん中が「唐子車」です。
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唐子山車の前には天狗が歩きます。下から被り、天狗の胸辺りに人の顔が入ります。
相当大きい事でしょう。通りを歩く天狗のうちわに叩かれると縁起がいいそうです。(左)
畳の上に寝ているのはからくり人形です。山車の上部に載せられます。(右)
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乗せている3体のからくり人形が全て唐子であるところから「唐子車」と呼ばれています。
ここのからくり人形も文字書きです。天保年間(1830~44)に知多の豪商が20年余りの
歳月をかけて製作した個人持ちの山車であったと伝えられています。
 唐木づくりで、青貝をちりばめた輪掛けや珊瑚の房などがつき、細工に工夫を擬らした
造りになっています。
知多から有松に譲られたのは、明治8年(1875)です。
からくり人形や装飾品も載せられます。これで完成です。
山車をおさめるときは自転車も歩行者も通行止めです。
観客も大勢集まってきました。
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何人か男性が声を揃えて2~3t の山車を山車庫に入れます。
前後しか動かない山車はかなり大変そうです。
山車庫に入れるためには方向転換をします。道路が傷だらけになっています。
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全体重を転回方向にかけます。
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ようやく山車庫に入りました。山車は一晩を過ごします。
動かしていた男性たちもへとへとです。 翌日は迫力のあるお祭りとなったことでしょう。
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コメント 2

takenoko

有松絞りの法被とは高級ですね。
by takenoko (2012-06-18 05:12) 

さうざんバー

勇壮ですね~(^^)v山車は迫力満点です(^^)ゞ20年かけて作った山車!(@@;)お金もスゴイが、その年月もスゴイ!歴史の中のお金持ちって、ホントとんでもないものを作っちゃう事がありますね(^^)v
by さうざんバー (2012-06-18 15:01) 

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