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福島原発の使用済み燃料プールへの注水を急ぐ必要があります [原子力発電所]

東京電力福島第一原発の3、4号機の使用済み燃料に我々は注意を払う必要があります。

 
使用済み燃料は、原子炉圧力容器と原子炉格納容器の外側の大気圧の雰囲気にあります。
そのため、プールの温度が90℃を超えると一気に沸騰が起こり、冷却が難しくなります。
 BWR無題.JPG
         プール温度(3月14日時点)       4号機 : 84℃(ウィーン国際原子力機関)
         プール温度(3月17日13:30現在)  5号機 : 64.5℃
                                 6号機 : 61.0℃
 
 
現在、4号機ではプールの温度が84℃に達しているとの情報です。
事実だとすれば、かなり大変な状態にきています。
下図のように70℃を超えると水蒸気の割合が一気に増えてきます。
水蒸気の割合が増えると、液体の水による冷却が難しくなります。
ただ、1gの水を1℃昇温させるのに1calの熱ですむのですが、
1gの水を蒸発させるには540calの熱が必要であり、蒸発が一気に進むことはありません。
福島原発.JPG
          
 
 
 水が蒸発してプールが高温になれば、使用済み核燃料が溶けて放射性物質が出たり、
水素爆発が起きたりする危険性が出てきます。
 
 
機動隊の高圧放水車が現地に派遣され、3月17日19:35、注水を開始し出しました。

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