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福沢諭吉の娘婿 福沢桃介が架けた桃介橋と日本初の女優 川上貞奴 [地域紹介(長野県・木曽郡)]

大正時代、電力王と言われた福沢桃介によって建設された読書(よみかき)発電所があります。
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読書(よみかき)発電所は、長野県木曽郡の南木曽岳裾野の妻籠宿近くにあります。
 
木曽川の豊富な水によって現在も11万キロワットの発電能力を持ちます。
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 読書発電所の建設のために架けれれた日本最大の木製の吊り橋です。 s-DSCF6051-2.JPG
福沢桃介の名にちなんで「桃介橋」とか「桃の橋」とか呼ばれています。
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橋の長さは248mです。
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90年前の1922年(大正11年)に架けられました。当時、最高の技術を結集したのでしょう。
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橋桁を鉛直方向に吊るす構造です。橋桁トラスは木造です。
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主塔はコンクリート製です。
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福沢桃介は、福沢諭吉の娘婿です。
しかし、福沢桃介は、日本初の女優・川上貞奴と名古屋にある二葉壮で暮らしていました(左)。
ほりけんの大学は福沢桃介の遺言によって出来た大学です。
大学の玄関近くには、二葉壮(通称:二葉御殿)から移植された楠が植わっています(右)。
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大正時代、福沢桃介の別荘が読書発電所の近くにありました。
川上貞奴は、南木曽駅で汽車を降り、桃介橋を渡り、何度となくその別荘を訪れていました。
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桃介の生家は貧乏でした。しかし、福沢諭吉の奥さんに見込まれ、福沢家の娘婿に入りました。
結婚後、若くして、肺を患いました。しかし、その療養中、株で大儲けをしました。
それを資金として木曽川に幾つものダムを建設し、中部電力、関西電力の礎となりました。
電気を使う名古屋鉄道や大同特殊鋼も起こしました。大正時代を代表する起業家です。 

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コメント 5

sig

こんばんは
以前、川上音二郎を調べていて、この地での貞奴と福沢桃介氏の業績を知りました。TVのドキュメンタリーを見たこともありますが、このお方がほりけん先生の学校発祥のきっかけを作られたとは、初めて知りました。
by sig (2011-09-20 00:42) 

カレーパンマン

すばらしい橋ですね!!
by カレーパンマン (2011-09-20 12:23) 

青い鳥

福沢桃介のことは知っていますが、桃介橋の事は知りませんでした。
見事な橋ですね。
ほりけん様の大学が桃介の遺言によって作られたと言う事も知りませんでした。
by 青い鳥 (2011-09-20 17:07) 

南りんくす

すごい橋ですね。
初めて知りました。
by 南りんくす (2011-09-20 20:32) 

さくらこ

こんな大きな木製の吊り橋…
見る分には良いですね♪
by さくらこ (2011-09-20 21:20) 

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