ほりけんの父親が漬けた大根が千代保稲荷神社の店頭に並んだ時代もありました [地域紹介(岐阜県・海津市)]
正月、ほりけんの父親が漬けた大根が、千代保稲荷神社の店頭に並んだ時代もありました。
①夏に種を蒔き、②晩秋に収穫し、③それを鈴鹿おろしの寒風に干します。
50年前、お袋とおやじが下から渡してくれる大根を、ほりけん・弟がやぐらに吊るしていました。
大根は10日ほど乾かすと半分くらいの水分が蒸発し「五分乾」と呼ばれます。
さらに5日程干すと70%が抜けて「7分乾」。通常の干し大根はこの辺で漬物になります。
「全乾」「本干し」といって、さらに数日かけてしっかりと干したものもあります。
ほりけんの父親が千代保稲荷に出して大根は「本干し」です。
④干した大根を、塩と一緒に、縦、横、高さ2mのタンクでころします。
⑤それを千代保稲荷に出荷します。ほりけんの父親が出荷していた田中物産漬物本舗です。
かつては、千代保稲荷では沢庵が中心でした。「おちょぼ大根」と呼ばれていました。
「本干し大根」です。 本干しは噛めば噛むほど味わいがあります。
沢庵でも、新漬けに比べ、2年物、3年物には味に深みがあります。
千代保稲荷の食堂で出される沢庵にも、味に深みがあります。
日野菜の漬物です。滋賀県日野が発祥で、滋賀県、三重県、京都府で作られます。
今や、岐阜県の千代保稲荷でも売られています。
赤かぶ の漬物です。飛騨の名産です。今や、千代保稲荷でも売られています。
白菜漬けです。 今や、キムチが千代保稲荷でも売られています。
千代保稲荷神社の参道には、沢山の漬物屋があります。
ほりけん、そこで売られる沢庵に50年前の記憶がよみがえります。